有吉尚子です。こんにちは!
今日はソルフェージュのグループレッスンで普段やっていることをひとつご紹介します。
ある年配のアマチュアサックス奏者さんから「自分が声を出していたら他のパートなんて聞こえるわけないと思って体験したけれど、やっていたら自分が歌っていないパートが本当に聞こえてビックリした!」というご感想をいただきました。
個人的にはまったくレッスンは見ていない方で、彼にとって初めての2時間のグループレッスンの中での出来事です。
手順を踏んで様子を見ながら丁寧にやれば年齢も経験も関係なく誰でもアンサンブルの耳は育てられるということの証明ですね!
どういうレッスンかというと、3パートに分かれた簡単なフレーズを楽器ではなく声で歌うのです。
このとき注意したいのは自分の声の質はどうでもいいから周り全体でどんな響きになっているか、ということ。
暗いのか、明るいのか、濁ってるのか、透き通ってるのか。
何度かやってそれに慣れたら、今度は3パートの内のさっき歌っていなかったパートにそれぞれ移ります。
今度もさっきと同じように自分の声ではなく周りの音がどうなっているかを気にしながら。
そしてついでにさっき自分が歌っていたパートがどこから聞こえるかを探しながら新しいパートを歌います。
これを繰り返せば、ぼんやりしか認識できていなかった全体の和声がはっきりわかるようになっちゃいます。
以前ご紹介した分離唱というメソッドからのアイデアです。
グループレッスンでも個人レッスンでもこのアイデアをアレンジしながら使っています。
初めての方にも、ものすごく効果があるし人の声でのアンサンブルはクセになる美しさなのでオススメですよ!
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