有吉尚子です。こんにちは!
前回の記事の「相手の役に立つアドバイス」に関してもう一つ。
相手のことを思って言ってるのにうまく伝わらない、なんてケースもよくありますね。
これって何故なんでしょう。
これは相手に伝わりやすい表現を選んでいるかどうか、です。
プロの音楽講師は楽器を始めた初日の生徒さんに楽曲分析なんてさせることはありません。
専門用語は聞いたことのない方にも通じるように言い換えます。
生まれたばかりの子供に微分積分のやり方を教えようとするトンチンカンな人はいませんね。
程度の差はあっても実は同じこと。
また相手が今の演奏のどんなことに興味を持っていて、反対にどんなことに興味がないかということも関係しています。
音色の改善に興味がある人に対してあなたの役に立つからアドリブ演奏をやってみましょう!なんて言ってもやる気になるわけがありませんよね。
極端な例えをすると周りとぶつかってるかどうか聴き分けるのは微妙な音の違いを
聴き取る第一歩になるので、アドリブで音を選ぶと周りの音との関係に耳を澄ますようになり、それに反応しようとしているうちに自分の音色コントロールの幅が広がるから音を良くしたいときにやってみるといいですよ、
なんて興味あることと関連させて伝えてもらえると一転して俄然やりたくなります。
何か伝えたいことがあるとき、相手に伝わる表現を選んでいるかどうぞ気にしてみてくださいね!