本番のときのドキドキについての話題が続いています。
これって火事場の馬鹿力の使い方だと思うのです。
雨が降ってきたときにサザエさんが洗濯物に紛れてぶら下がってるカツオくんを物干し竿ごと持ち上げられるのは洗濯物を室内に入れるという目的がハッキリしているから。
これって演奏の場面でも同じでドキドキしたときに何をするべきかわかっている人はただ対処しますがもしもそれがわかってなければやたらテンポを上げて走ってみたり無駄に吹き込んで音がひっくり返ったりしてしまいます。
つまり危機に際して出てくるアドレナリンやらの興奮ホルモンをどう使うかはっきりしているかどうかということなのですね。
ドキドキしないトレーニングとかせっかく使えるはずのドキドキを抑えようとするなんていうことは無駄だし逆効果なのでやめましょう。
もうすでにドキドキ物質が体内にあるのならそのエネルギーをコントロールして使うのです。
そのためには事前の練習段階で階段を走ったりなどドキドキを作る。
そしてそのドキドキを燃料にして演奏してみる。
どうやって燃料にするかは前回の記事などご参考にどうぞ。
するとたとえミスがあってもひとりで安心な空間で漫然と練習しているときよりも生き生きとした良いパフォーマンスになっているのではないでしょうか。
そのドキドキを使いこなすスキルは緊張する本番で思ったように自分をコントロールするための有効な技術になるのですよ。
ぜひやってみてくださいね!