アレクサンダー・テクニーク 思考と心 練習

嘘つきはヘタクソの始まり

「嘘をついちゃいけません」

子供の頃に言われそうな言葉ですが基本的に普段から正直でいるより嘘をつく方が良いと思ってる人はいませんよね。

大人になると場面によってはそうでもないこともありますが、それでもなんとなく嘘をつくということ自体に何か後ろめたいいけないことなイメージってあるのではないでしょうか。

演奏する人に関係する嘘といえば

「自分は本当はもっと吹けるけど今はたまたま間違えただけ」

「もっと練習さえできていたら」

「今日はリードが良くないから」

なんていうようなものが多いのではないでしょうか。

ハタから見るとバカバカしい言い訳でしかありませんね(笑)

もちろん飲み会の席で冗談でこういう発言をすることは普通によくあるでしょうしそんなことは問題じゃありません。

問題なのはこの客観的に見たらバカバカしい言い訳を自分が本気で信じてしまうこと。

たまたま間違えるってことは何かしら意図が抜けていたりテクニックや自分の身体や奏法や練習に関する情報が不足しているという証拠。

もっと練習できたらと思ってもそのための時間を確保せず他のことを優先する選択をしたということはもっと練習するなんてそもそも不可能だったということ。

この場合足りないのは時間ではなく限られた時間内で上達するために練習を効率化するための情報。

今日のリードが良くないのはどんな天候や状況でも使える良い状態のリードがあるようリードのバリエーションをたくさん用意しなかったということ。

自分を誤魔化すために本当は事実ではないことをあたかも事実のように思っていては改善のしようがありません。

あなたにたまたまリードがダメな日があるのが当たり前ならいつも良い音で演奏する人はたまたまいつも良いリードを持ってるということになります。

そんなバカな話はありませんよね。

日々たくさんの新しい箱を開けて丁寧に仕込んで色んなリードをケースの中に常備しているからこそいつも良いリードを持っているという状況が作れているのです。

大人になったら他人につく嘘なんてはっきり言ってどうでも良いもの。

それより自分に対して嘘をついて誤魔化していることに気づかないことの方が困ります。

立ち止まって振り返ってみる日があっても良いかもしれませんね。

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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