この記事を読んでる方はリーダーとして合奏をまとめたりお仲間の悩み相談を受けることってあると思います。
そういうコミュニケーションの中でいつまでも止まらないグチに付き合わされてどんなアドバイスも拒否されてしまう、そんなことってありませんか?
女の話は解決じゃなくて共感を求めているだけ、なんて言葉も耳にしますがいつまでもグチに共感し続けるのは時間も取られてしまうし何より自分の心が疲れてしまうんですね。
話はちょっと変わって、わたしの実家の本棚には昔から色んなジャンルの本が並んでいて昔々に何気なく読んだ本の中にアランの「幸福論」というのがありました。
フランスの哲学者なんですが、著書の中で
悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである。
成り行き任せの人間は、気分が滅入りがちになる。
という言葉がありました。
前回の記事で取り上げた宝塚歌劇団の「ブスの25箇条」にも通じるものがありますね。
人間は放っておけば悪い方に向かいがちになってしまうからそうなりたくなければ意図的に選ぶ必要があるということのよう。
ヘコんだり落ち込んだりは誰にでもあるでしょうが、そのままずっと落ち込んでいるのか意図的に気分を変えるのかは自分次第ってことですね。
どうしようもないことをいつまでもグチっていても事態の好転は期待できないので、ある程度で次にどうするかを建設的に考えたいものです。
解決に向かわないグチに困ったら「この人は解決したいのではなく悩んでいたいんだな」と割り切って距離を取るのもあなたの大切な人生の時間と心を守るために必要なことかもしれませんね。
自分が悩みを相談するようなときもある程度共感してもらったらそれに感謝するというのを忘れないようにしたいものです。
アランの「幸福論」、興味のある方はこちらからどうぞ。