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悩みたい人と解決したい人

この記事を読んでる方はリーダーとして合奏をまとめたりお仲間の悩み相談を受けることってあると思います。

そういうコミュニケーションの中でいつまでも止まらないグチに付き合わされてどんなアドバイスも拒否されてしまう、そんなことってありませんか?

女の話は解決じゃなくて共感を求めているだけ、なんて言葉も耳にしますがいつまでもグチに共感し続けるのは時間も取られてしまうし何より自分の心が疲れてしまうんですね。

話はちょっと変わって、わたしの実家の本棚には昔から色んなジャンルの本が並んでいて昔々に何気なく読んだ本の中にアランの「幸福論」というのがありました。

フランスの哲学者なんですが、著書の中で

悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである。

成り行き任せの人間は、気分が滅入りがちになる。

という言葉がありました。

前回の記事で取り上げた宝塚歌劇団の「ブスの25箇条」にも通じるものがありますね。

人間は放っておけば悪い方に向かいがちになってしまうからそうなりたくなければ意図的に選ぶ必要があるということのよう。

ヘコんだり落ち込んだりは誰にでもあるでしょうが、そのままずっと落ち込んでいるのか意図的に気分を変えるのかは自分次第ってことですね。

どうしようもないことをいつまでもグチっていても事態の好転は期待できないので、ある程度で次にどうするかを建設的に考えたいものです。

解決に向かわないグチに困ったら「この人は解決したいのではなく悩んでいたいんだな」と割り切って距離を取るのもあなたの大切な人生の時間と心を守るために必要なことかもしれませんね。

自分が悩みを相談するようなときもある程度共感してもらったらそれに感謝するというのを忘れないようにしたいものです。

アランの「幸福論」、興味のある方はこちらからどうぞ。

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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