アンブシュアについて、「口角を上げて」「笑ってるみたいに」なんて聞いたことありますか?
有吉尚子です。こんにちは!
アパチュアを作ったりリードを押し付けたりするには唇の筋肉が働いてすぼまってる必要がありますね。
この唇の筋肉はすぼまることが仕事です。
口にすぼまる以外の動きをさせるのはほっぺたなどのその他筋肉なんです。(緑のやじるし)
わたしは口周りの筋肉について勉強した時に
「こういう構造なら口角を上げるのは唇を引っ張ってすぼまりを邪魔することだな。」
「それなら最適なすぼまり具合になっていたら口角なんてほっといて良いいのでは?」
なんて思ってました。
でも実際はそうじゃありません。
音域や音色や出したい音程によって微細なコントロールをするなら唇をすぼめるだけよりも唇のすぼまる筋肉を外から引っ張り微調整するのは役に立つと思います。
つまりコントロールできる方法が増えるのでさらに微細な操作ができるようになるんですね。
ということは。
「とにかく口角をあげる!」
というのを常に全力でやっていたらすぼまる唇の邪魔だけをすることになるのではないでしょうか。
唇も無駄に疲れてしまいますね。
コントロールするというのは常に動き続けること。
ずっとどこかに力を入れ続けるというのはコントロールには不利になってしまうところがあるんですね。
ぜひ参考にしてみてくださいね。