合奏・アンサンブル 思考と心 本番 練習 身体の仕組み

力みがどうしてもやめられない

「力みがどうしてもやめられない」というご相談をいただきました。

有吉尚子です。こんにちは!

力みって良くないものだと思われがちですが、一体なぜ起きてしまうんでしょうか。

%e3%83%80%e3%82%a6%e3%83%b3%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%89-10

原因の一つとして考えられるのは、たとえどんなに力んででもうまく行かせたいくらいそのやってることを大切に思ってる
というケース。

どうでもいいと思ってたら別に力むことなんてありませんね。

かといって、「どうでもいいんだ、これは別に大切なことではないんだ」と自分に言い聞かせるのはそれが事実ではないという点で効果を発揮しにくいので建設的なプランではありません。

ではそういう時はどうしたらいいでしょう。

一つのアイデアとして、うまく行かせるために気合とか意気込みとかの具体的でない以外でできることは何なのかを言語化してみることは役に立ちます。

・楽器を落とさずに持つ

・口とマウスピースが触れる

・楽譜からの情報を目から入れる

・歌いたいフレーズを頭の中に用意する

などなど。

声に出しても紙に書いてもいいし、evernoteにメモするんでもいいし、なんとなくこう自然にふわっとみたいな内容ではなく他人がそれを見て同じことが再現できるように言語化するのがポイントです。

すごく意気込んで固まってる時は実際に行うこととその手順が整理されてないことが多いです。

現実的に自分にできるとこをはっきりさせて、それをやる!

気合とか根性などコントロールの仕方が明確でないものは手順に組み込まない!

それだけで焦ってごっちゃになっていた思考が整理されて力む必要がなくなったりします。

成功させるために何をやる必要があるかわからないからとにかく力を入れる!

なんてことが無意識に起きちゃってる場合はぜひ試してみてくださいな。

完全無料

*ezweb・vodafone・softbank.ne.jp・hotmailからのご登録の場合、文字化けやメールの配信エラーが大変多くなっております。恐れ入りますが、それ以外のアドレスからご登録をお願いいたします。

  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 著書『音大に行かなかった大人管楽器奏者のための楽器練習大全』(あーと出版)を2023年8月に発売。Amazon「クラシック音楽理論」カテゴリーにて三週間連続ベストセラー第一位を獲得。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。管楽器プレーヤーのためのソルフェージュ教育専門家。クラリネット奏者。

-合奏・アンサンブル, 思考と心, 本番, 練習, 身体の仕組み

Copyright © 2022 聴く耳育成協会 All Rights Reserved.