有吉尚子です。こんにちは!
音楽史のお話、前回まではバロックの直前ルネサンスまでをざざっと見てみました。
今回はその続きをご紹介します。
バロック音楽の代表的作曲家にはモンテベルディ、コレルリ、ヴィヴァルディ、ヘンデル、J.S.バッハ(大バッハ)などがいます。
バロック以前は対位法が音楽作品を書くときのメインの手法でしたが、バロックでは詩に感情を乗せて表現する手段を探していたり、古代ギリシャの音楽劇を復興しようという動きもあったりでオペラが発展したそうです。
オペラはそれまで貴族の家庭内や小さなサロンで演奏されていた楽器編成よりたくさんの楽器が必要だったのもあり全体から出てくる音量もアップして、使える手段のヴァリエーションも増えたことで表現そのものも大きく(大げさに)なっていきました。
通奏低音も即興でしたし、旋律も即興的にたくさん装飾されて派手派手に演奏されました。
(注釈:通奏低音というのはメロディにつけられる伴奏の土台になったものです。音符と数字で和音を表すので数字付き低音とも言い、その数字を見ながらその場で即興で演奏します。現代のコード理論にも通ずるところがありますね。)
そんな派手派手な時代の代表としてヴィヴァルディをご紹介します。
ヴィヴァルディはヴァイオリニストであり作曲家でもありました。
ヴァイオリン協奏曲「四季」が知られていますよね。
オーストリアのハプスブルク家の神聖ローマ皇帝カール6世が主なパトロンでした。
カール6世の娘は後に女帝といわれたマリア・テレジアです。
この時代はヨーロッパでは領土争いの戦争がたくさん起きていました。
この頃の作曲家で一番有名なバッハは今日ご紹介したモンテベルディやコレルリより後に活動したバロック後期の作曲家です。
長くなってきたのでバッハについてはまた今度ご紹介しますね!