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合奏指導の秘訣は自分自身を大切にすること

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今回はアンサンブルで合わせをする、吹奏楽で合奏をするなど、リハーサルのときにしたいことについて書いてみます。

有吉尚子です。こんにちは!

とにかくみんなで一斉に音を出してみましょう!

というのではまとまるのにやたらと時間がかかってしまいますね。

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まず始めに共有したいことは口頭で確認してしまいましょう。

・何拍子のどんなイメージの曲か

・テンポや曲想の変わり目はあるか

・リタルダンドやルバートはどこか

・出だしやテンポの揺らぐところでは奏者の間では誰が合図を出すか

など、基本的な前提変化のありそうな箇所

それと変化のきっかけを作るのは誰かということ。

イメージの共有は特に大切ですね。

どんな曲なのかのイメージが違っていると音程やリズムは合っているのに何だかしっくりこない、なんてことになったりします。

これは具体的であればあるほど説得力のある演奏に繋がります。

色や匂いや味や手触りや風景など音以外のものもディスカッションするのに良い素材ですね。

次に音を出しながら確認していきたいこと

・誰がメロディで誰が伴奏か

・各場面でリードするのは誰か

・ハーモニーの移り変わりはどうなってるか

・ハーモニーの中でベースになるのは誰か

・合わせにくいのはどこでそれはなぜか

など、誰が何の担当かということと音にしてみてどうだったかということ。

誰が出るべきで誰がサポートなのかというのも整理したいですね。

そして必ずしも毎回メロディのパートがリードするとは限らず、伴奏が細かい音形でテンポを作ったり低音から煽ったりなど色々なアンサンブルのパターンがあります。

その箇所でリードできそうなのは誰かというのもお互いに確認しましょう。

また、何か気付いたことがあった場合はダメ出しよりはどうしたら上手くまとまるかを建設的に話し合いましょう。

個人個人のテクニカルな足りない部分は本人が認識していた場合は敢えて指摘しないというのも萎縮させないためのアンサンブルの取りまとめスキルとしては大切なこと。

そして最後に一番重要なのはトレーナーは万能の神様でなくてもいいということ。

色んな実験をして相手やグループに合わなかったらさっさと撤回してしまいましょう。

撤回するのは勇気が要るけれどそれまでに丁寧に築いてきたどうしたらよりお互いの望むことを実現できるか一緒に考えられる信頼関係というのはとても強みになります。

それさえできたら多少ミスをしたり間違えたりしてもお互いのコミュニケーションの中で軌道修正がしていけますから。

「自分は絶対にミスをしてはいけない!」と思ってるトレーナーよりも「もっと良いことを知ったらそれをシェアできる」というトレーナーの方が信頼できるし魅力的ですものね。

教わる側の望みも大切ですが、ぜひともご自身のことも大切にできるトレーナーでいてくださいね!

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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