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「踏ん張りなさい」の真意

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前回の記事では伝統的な指導を分析すると興味深いですよ、ということを書きました。

有吉尚子です。こんにちは!

関連してよく耳にするワード、「しっかり踏ん張って支えなさい」なんて言葉を聞いたことはあるでしょうか。

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もしあるとしたら、それは何を意図しての指示だと思いますか?

これはふらふらして目を離すと転んでしまいそうな人に「転んだら危ないよ」という意味で言うのでしょうか。

たいていの場合、そうではないですね。

ではその言葉をかけることでどんなメリットがあるでしょう。

人によって意図することは様々でしょうが例えばここで、息の支えをしっかりさせるというのが狙いだった場合。

息の支えというのは細かいニュアンスがつけられたりなど思った通りの音を出すのに必要な息のコントロールのことですね。

息の吐き方の細かいコントロールをするのは主に腹筋群。

それがちゃんと働けるようにするためには、姿勢のコントロールのためにすでに腹筋群が使われていては動ける余地が減って困りますね。

たくさん動いてコントロールしたいのなら最初は緩んでいて自由であることが必要です。

試しにやってみるとよくわかりますが、少しだけ背中を反って後ろに傾いた姿勢になるとお腹あたりの筋肉が固まって呼吸が不自由になってしまいます。

それは後ろにひっくり返らないように姿勢維持のために腹筋群が働いていて呼吸にはあまり使えていないから起きることなんですね。

こういうことをせずに呼吸筋をフリーにするために姿勢をコントロールするという意味で立ち方や座り方を色々工夫するのはとても意味のあることです。

ただし、「踏ん張る」という言葉でどこかに力を入れるまたは辛いと感じる努力を何かしなければならないと思わせてしまうと逆効果になってしまうこともあるかも。

これも試せばすぐに納得できることですが、足(脚)にしろお腹背中にしろどこかを力ませて固めたら呼吸はもれなく不自由になりますね。

結果として起きて欲しいことは何なのか、それが考えられると「これはどういう意味だろう?」と思った時に色々自分用に言い換えることができます。

ピンと来た方は是非やってみてくださいね!

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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