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「正論だけどムカつく」アドバイス

他人に何か指摘されたとき、「言ってることは間違ってない正論なのになんだか受け入れたくない」なんて思ったことはありますか?

有吉尚子です。こんにちは!

きっと社会人なら少なからずそういう体験はしたことがあるでしょう。

そんなとき、ただ腹を立てたり嫌悪感を抱くだけでなく、その人の何が受け入れたくない要素なのか考えたことはあるでしょうか。

・言い方が命令口調だった

・共感的に言って欲しかった

・昔こっぴどい振られ方をした

・その人の口が臭かった

・顔がキライ

などなどそれぞれのケースで理由はいろいろあると思います。

では。

厳しいことを伝えられてるのにこの人の言うことなら信用して受け入れようと思うのはどんなときでしょう。

例えばやったことに対する努力を認めてくれたり、気持ちに共感してくれたり、頭から全部否定されたとは感じさせない配慮があることは受け入れたくなる要素の一つではありませんでしたか?

それでは今度は我が身を振り返ってみましょう。

自分がレッスンや何かアドバイスをするときにどんな風に伝えていますか?

「これがダメだよ」なんて相手のことを否定するだけの表現をしてしまうことはありませんか?

ダメであろうとする意図でわざわざ行動する人はいませんから何をしているにしろなにかしら肯定的な意図があってやっていることなはずです。

何を目指していてどんな肯定的な意図があるかに目を向けずにただダメ出しをされたら、「正論だけど何となくムカつくから従わない」なんて思ってしまうのは自然なことではないでしょうか。

顔やらそもそも持ってるにおいや昔振られたことなんかはどうにもならないかもしれませんがほんの少しの言葉の選び方に配慮のあるかどうかで良いことを伝えてるはずなのに拒否されてしまってはお互いにとって機会と時間がもったいないことですよね。

ピンときたら気にしてみるのも良いかもしれませんよ!

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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