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衣装よりパジャマの方が吹きやすい

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本番のときにパジャマで演奏したことはありますか?

本番の衣装って白黒や黒黒だけでなくドレスや燕尾など色々ありますよね。

それを普段から着慣れてるという方はとっても少ないでしょう。

わたしたちは普段着で楽器を吹くことに慣れているし、なんなら人生で一番たくさん着る服はパジャマです。

ヨレヨレボロボロになるまで徹底的に着倒したパジャマって最高に快適なのですよね。

そしてたまにしか着ない、全然慣れていない服を大事な本番で着ているわけです。

肩周りの動きやすさやウエスト、肋骨周りの柔軟性やベルトの硬さ、そんな衣装の事情によって音質は全く変わってくるもの。

だって音質って物理的な振動であり身体や会場にどんな風に伝わるかで変わるのですから。

ということはいい加減な服を着て演奏するというのは自分の出す音をコントロールしようとせずどうでもいい演奏をするのと同じ。

そう思いませんか?

シビアな現場にいる人ほど音質や響かせ方には気を配ります。

そして音質に影響の大きな身に付けるものにもこだわるもの。

その方が音が良く音楽に集中できるという理由でステージでは靴を履かないヴァイオリン奏者もいるくらい。

もちろん名演奏家はどんな会場でどんな楽器でもいい演奏をするでしょう。

それはどんな場面でも的確な音質のコントロールをできるから。

決して「気にしていないから」ではないのです。

別に気にならないくらい精密なコントロールをするのが当たり前になっている、ということなのですね。

それならそこまでコントロールの精度が高くないわたしたちはより注意深く耳を使う必要があるし少しでも音を損ねる可能性のある慣れない窮屈な衣装は選ばない、という工夫はするのが本当です。

身体を締めつけて呼吸が不自由になってしまったり腕や肩や足が動きにくいような服を選ばないならもしかしたら演奏する上ではパジャマが一番かもしれません。

現実的にそうはいかなくてもわたしたちにとって音色は命。

衣装で音質が変わることに無頓着でいたくないものですね。

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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