アナリーゼ 音楽理論

アクセントは大きく吹くもの?

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アクセント記号が書いてあるとき、ただ強くしようとして音をぶつけるように吹いてはいないでしょうか。

静かでゆったりしたフレーズの中でsubit f のようなびっくりさせるための表現ではなくフレーズの頂点にするためのようなアクセントが出てきたら、ぶつける発音のアクセントはちょっとトンチンカンに聴こえてしまいますよね。

そもそもアクセントというのは大きく強く演奏するものではなく他から際立つように演奏するもの。

他から際立たせるために使える変化の要素ってどんなことがあるのでしょうか。

もちろん音量変化もひとつ。

そして音量変化にも大きくして際立たせる場合とは反対に小さくなることで注意を引くなんて場合もありますね。

それからクレッシェンドとディミネンドの頂点にすることで際立たせる音量変化のアクセントもあります。

さらに音量だけじゃなく、テヌートっぽくしたりなど長さを変えることも他から目立たせるため使えるひとつの要素。

記譜として他より長い音価で書かれている音符をアゴーギクアクセントがついているという言い方もするのですよ。

記譜で音価の違いとして書かれているわけではなくてもほんの少し隠し味で長めに演奏するようなアクセントはよく使われますね。

またピッチをほんの少し明るくする音程の変化で合奏に埋まらないよう浮き立たせるなんてこともあると以前の記事で書きました。

埋もれないというのはつまり合ってないということなので大きくズラすとおかしなことになってしまいますね。

そんな風にアクセントと言っても色んなパターンがあるもの。

ただぶつけるような発音にするだけではワンパターン過ぎます。

その場面場面の音楽に合わせて色んなバリエーションの表現を使い分けられるといいですね。

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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