アナリーゼ ソルフェージュ 思考と心 練習

頭を使って練習していますか?

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難しいパッセージを練習していて何回も繰り返してるのにどうもつっかえるのが直らない、そんなことってありませんか?

そんなときには練習の仕方を工夫するとうまくいくようになるかもしれませんね。

たとえば引っかかる箇所がいつも同じだか違うかはわかっていますか?

引っかかってるのに気づいてないというのもありがちなんですが、いつも同じところでつまずくのとやる度に違うところでつまずくのは原因が違うんですよ。

今回はいつも同じ箇所で引っかかるという場合を見てみましょう。

まず最初にゆっくり吹いたときに何となく指をたくさん動かす場所やアンブシュアや息の吹き込み具合が大きく変わるなと感じるポイントをチェックしてみましょう。

そこで奏法上の変化をたくさん付ける必要があれば、テンポを上げたときにも同じ操作をしないと音はかすれたり外れたりしますよね。

それが問題なかったら少しテンポを上げてみます。

次は吹いてみたときに「予想外だな」と感じた音があったかどうかチェックしてみましょう。

例えば隣り合った音に進んでいた音型の中で突然離れた音に行くというイレギュラーな箇所、

今までの調の中では出てこなかったシャープやフラットなど、

上行形の中で出てくる下行音形、

ハッとする要素ってきっとそれぞれ色々あると思います。

そんな「冷やり!ハッと!」した気持ちになったところは、テンポが上がったら引っかかるポイントになってることが多いのです。

それは脳が処理出来ていなかった情報がそこにあったということですから。

「今ドキッとしなかったか?」「おっと!と思わかなったか?」自分の心によくよく聞きながら引っかかりがちなフレーズを通り過ぎてみると、どこで何を考えた感じたためにどんなことが起きたのか観察出来るようになって行きます。

この自分なりのハッとする瞬間とその理由がわかったら、それを解決するために楽譜に目立つようにマル印をしたり繰り返し吹いてみて音型に慣れたりいくらでも対策が立てられますね。

このほんのちょっとの心理的な引っ掛かりをテンポがゆっくりのうちに解消していけば、速くしたって別に引っかからないわけです。

この些細な「おっと!」を見逃してテンポアップをすれば、ある一定のところでなぜか出来ないし原因もわからないというにっちもさっちも行かないことになるのですね。

ただぼんやりと同じことを何度も繰り返しても時間のムダ。

練習するのに頭を使う、大切なことですね。

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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