アレクサンダー・テクニーク 身体の仕組み

呼吸と足の関係

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足、脚、あし。

ハープ奏者やピアニスト以外、楽器を演奏する人たちは脚についてあまり興味を持たないことが多いようです。

たしかに立って演奏するときは体重とバランスを支えますが座って演奏するときは何にもしてないみたいな感じがしますもんね。

でも!

脚の筋肉は実は横隔膜とも関係があるんです。

え?!横隔膜は肋骨の中にあるんでしょ??

と思うでしょうか。

そうですよ。

肋骨の中にまで脚の筋肉は続いていて、横隔膜と噛み合っているそうです。

脚が肋骨あたりまで繋がってるなんて、なんだか変な感じですね。

でもそうなんです。

具体的には大腰筋といいます。

赤身のヒレ肉ですね。

これは骨盤の内側を通っていて、上体を倒してお辞儀するときに働きます。

また、起き上がりの腹筋運動のときに主に働くのはこの筋肉です。

腹直筋が起き上がりを少しだけした後、一気に起き上がるために働くのは実は脚の筋肉なのですね。

この大腰筋、腹筋運動とお辞儀の他に股関節を固めて動かなくさせる働きもします。

それは股関節から脚にかけては体重が大きくかかりますから、ぐらぐらしたり関節が外れたりしないために必要な機能です。

そして股関節が固まると、膝も固まりますね。

筋肉が固まるということは振動である響きを止める、ということ。

脚はたくさん共鳴するはずの大きな骨がある部分ですから、それはもったいない!

おまけに横隔膜と周辺脊椎の動きも悪くなって呼吸にも悪影響。

支えが必要とか、しっかり立ちなさいとか、指導現場でよく言われますがつまりは崩れ落ちない程度に張りがあれば充分なんですから、それ以上力んでも支えには役に立たず演奏には邪魔になるばかりです。

身体のバランスを支えられるよう柔軟性を持っておきたいのか、力んで身体を支えてる感を得たいのか、思うように演奏したいのか、本当にしたいことは何なのか考えてみるのも無駄ではないかもしれませんね。

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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