アナリーゼ ソルフェージュ 思考と心 練習 身体の仕組み

指のもつれ解消法

Pocket

細かいパッセージで指がもつれて困るという人が実はやらないことが多いのは、音名を口に出してまたは頭の中でインテンポで読む練習。

たとえばこんな楽譜ならどうでしょうか。

何となく上がったり下ったりな音型ではありますが、指を順番に離して押さえて・・だけでは書いてあるとおりになりませんよね。

何の音なのかシャープフラットはついているのかどうか、それがあやふやでは演奏しようがありません。

こういうのはまず頭の中で音を整理するのが必要です。

そして「わかったつもり」ではなく本当に整理されているかどうか確かめる方法が声に出して読んでみること。

音程付きで歌えなくてもまずは読んでみましょう。

読みながら引っかかったり間違えたりしたところは、わかったつもりだったけどわかってなかったところ。

どこがあやふやだったかそれではっきりするわけです。

このあやふやな音の認識で吹いたらもつれるのは当たり前ですよね。

これは指の問題でなく音を認識するソルフェージュの問題なのです。

声に出して読めたら次のステップ。

音読しながらその音が出るよう指を動かしてみましょう。

同じ「ミ」でもナチュラルなのかフラットなのかシャープなのかで全く違いますもんね。

ここでもつっかえたり引っかかる場所があったらそれもまだ音をちゃんとわかっていなかった証拠。

これも指の問題ではなくソルフェージュの問題です。

これがクリアできたら今度は吹き込むときの各音に必要な息やアンブシュアなどの違いをイメージしながらもう一度声に出して読んでみます。

これが出来ていないと指だけ変えても音はキレイに揃わずデコボコになります。

そしてこの各音の吹き具合のコントロールがわかっていることもソルフェージュなのです!

ここまでの作業がクリアできたら実際に音を出してフレーズを吹いてみましょう。

ここまでのことを事前にちゃんとできていたなら別段なにも問題なくスムーズに吹けるはずです。

このフレーズを吹く!と固く決意してるだけで実際に何の音をどんな指で息でアンブシュアで吹くかを偶然任せにしていたらもつれるのは当然の結果です。

あなたはそんな吹き方をしていませんよね?

ちなみにこのフレーズはボロディンのダッタン人の踊りからヴァイオリンのパートでした。

ソルフェージュができることは楽器で音を出る練習の時間を大幅に短縮してくれるものなのですよ!

メール講座では演奏に必要なスキルについてさらに詳しく毎日無料でお届けしています。ぜひ読者登録してくださいね!
完全無料

受信形式

HTMLメール

文字メール

  • この記事を書いた人

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

-アナリーゼ, ソルフェージュ, 思考と心, 練習, 身体の仕組み

© 2021 聴く耳育成メソッド