有吉尚子です。こんにちは!
休符の後にsffzの音を吹いたり高い音を突然出さなきゃならない、という場合に吹く前にはちょっとドキドキしながら準備をすると思います。
小さな音で優しくそっと発音するのに比べたら吹くのに使うエネルギーは高音や大きな音の方が確実に大きいですもんね。
それでは。
一気に吹き込もうと思う時にその大きなまたは高い音の発音にどれくらいのパワーが必要か考えてみたことはありますか?
または小さな音でそっと優しく発音するときもどれくらいの力加減がふさわしいか試したことはあるでしょうか。
もしかして「どれくらいかよくわからないから大は小を兼ねるというし多めに力をかけてみよう!」なんて吹き方をしてはいませんか?
必要以上に圧力をかけて発音したらたしかに出なくてスカすような失敗の確率は下がりそうですね。
でもそんな出し方をするときに発音のニュアンスはコントロールできるでしょうか。
とにかく圧力をかけて失敗なく音を出すことがゴールになったら音を出す以上の表情や音質など本当に音楽に必要なことがお留守になってしまわないでしょうか。
最小限どれくらいの力が発音に必要なのかは日々丁寧に基礎をやっていくとだんだんわかってくるもの。
それをサボってとにかく高圧力で!というのはもしかしたらメリットよりもデメリットの方が多いかもしれませんね。