レッスンのときに腹筋群と一緒に骨盤底筋を使うのをやってみると、ほとんどの方が使えてるのかどうかよくわからなくて自信がないということを感じるそうです。
これ、実はその通りなんですね。
有吉尚子です。こんにちは!
骨盤底筋はあまり使ってる感は感じられない種類の筋肉なんです。
そして使ってる感じがしなくても吹き込みをパワフルに助けてくれる筋肉なので上手く使えたらとっても鳴りが良くなるんですね。
そして腹直筋なんかは使えばすぐ疲れてきますが骨盤底筋はそんなことはありません。
それが身体の深層にある筋肉の特徴なんです。
感じ方は人それぞれでしょうが、わたしの感覚で言うと骨盤底筋をうまく使えると何にも努力してない感じで楽に吹けるんです。
でも実際に何もしてないわけじゃもちろんありません。
楽器の演奏って結構ハードな運動ですからね。
おもしろいことですが骨盤底筋が上手く働きにくいような変な姿勢で吹いているとたちまち疲れるんですよね。
というのは使えていない必要な筋肉の代わりに疲れやすい表層の筋肉が働くから。
アレクサンダー・テクニークはやると疲れなくなるとか楽になるとかそんな都合の良いものではありませんが、適切に必要な筋肉でやりたいことが出来ていたらやたらと無駄に疲れるなんてことは減っていくのかもしれませんね。
何かするときに疲れやすくて困るという場合に参考にしていただけたらと思います。