どんな曲を演奏しても何だか似たり寄ったり。
もう音楽歴も長いし大体の曲はそれらしく演奏することはできる。
でもなんだか新鮮味に欠けるしつまらない感じがしている。
そんな風に感じたことはあるでしょうか。
わたしはあります。
新しいものを取り入れ続けないと後退して取り残されていく、そんなお話をしましたがこれは演奏も同じかもしれませんね。
良いものに古い新しいはありませんし、歌い方に流行りは関係ありませんが楽譜に求められている抑揚や表情をさっぱり無視して自分のセンスだけに頼るのでは歌い方のパターンが決まって来てどの曲も似たり寄ったりの演奏になってしまいませんか?
曲の最後はいつもゆっくりになる。
歌うとなったらいつも発音が遅めになる。
いつものパターン以外思いつかないなんて場合は楽譜をよく見ないで自分の「センス」のみで演奏しているのかもしれません。
ピンと来なければ試しに短い一つのフレーズで何通りの歌い方が出来るか吹いてみましょう。
10通りくらい違うパターンは思いつきましたか?
それ以上たくさんのパターンが出てきたでしょうか。
もしかしたら2パターンくらいしか思いつかないということもあるかもしれませんね。
そんな方には朗報です。
世の中にはたくさんの曲があってもう無数と言っていいくらい。
自分のセンスだけじゃなく楽譜からの情報も受け入れたら歌い方のバリエーションは無限大に広がるんですね。
よほどの天才でない限り自分の中にあるものなんてたかが知れています。
外からの情報を取り入れて自分の表現にプラスしていくこと、大切であり楽しいことですね!