効率の良い的確な練習をしたらそれに比例して上達度も右肩上がりになっていくはずだからそうならないのは自分がサボってるからだ。
そんな風に思ってはいませんか?
有吉尚子です。こんにちは!
実際わたしが定期的にレッスンを受けていたときのことや生徒さんの事例で目にする多くの場合、サボっているからではないんですね。
なだらかにクレッシェンド的に上手くなるという人は、自分を含めてわたしは今までに行き合ったことがありません。
同じ指摘を受け続けても大きな変化がなかったとしても、あるとき突然ハッと気付いたりスッと腑に落ちたりして急激に上達したりするんですね。
・夏休みが明けたときに
・本番を経験した後で
・ショックなことがあったときに
そんなタイミングで突然音程が取れるようになったりリズムが正確になったり音質がキレイになったり音楽に深みが出てきたりなど大きく変わることが多いものです。
じゃあ大きな経験をしないときの地道な練習はムダかというと絶対にそんなことはなく、積み重ねた努力があってこそ意識の変化で大きく変わることが出来るわけなのですね。
普段は全く練習しないけど一回本番をやったからオレって上手くなっちゃったかな?なんてことはまずありません。
なかなか変わらない時期に継続的に上達しよう変わろう、という意志を思っている人だけがある時ガツンと上達するんです。
ブレイクポイント量質転換
なんて言ったりしますね。
どういう仕組みなのか脳科学とか神経学とかでは解明されているのでしょうか。
興味深いことだなと思います。