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ボロボロ肌に厚化粧な演奏

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有吉尚子です。こんにちは!

わたしが趣味で勉強している漢方で「病気の上に美容は作れない、病気は直して健康になってからさらに余裕があってこそその上の美容につなげることができる」という考え方があります。

栄養や睡眠や適度な運動などバランスが整っていてこそ、身体を健康にしておけるし健康だからこそ肌表面にまで水分が届いていたり必要な筋力を保てたり
するのですね。

これって音楽でも同じように考えられるのではないかなと思っています。

不安や迷いや痛みや苦痛があれば演奏していても完全に楽しむことはできないのではないでしょうか。

人間の根源的な性質として心身の具合が良いことの上にさらなる欲求が出てくるそうです。

不安や痛みや迷いがあればどんな面白いことがあったって楽しくなんてありませんよね。

どこか痛ければもちろん集中できないというのもありますが、「下手だと思われるかな」「苦手な箇所は聴かれたくないな」なんてメンタル的にも引っ掛かりがあってもやはりそれが気になってしまうものです。

そういうのって単純に自信を持つとか練習をするとかでは解決できないことも多いですね。

だって簡単にそれが出来るならそもそも悩みませんから。

これってやっぱり音楽についての基本的な知識やスキルがあってこそ健全な状態と言えるのではないかと思います。

楽譜を読み込む力や楽器や身体のコントロールや周りとのアンサンブルの合わせ方、そういう土台があってこそ自分のセンスとかやりたいことが出てくるものだし、心から音楽を楽しめるのではないでしょうか。

化粧でも土台になる肌がボロボロなのにその上にコンプレックス隠しの厚化粧をしてもキレイではありませんよね。

楽譜を見ても意味がわからないし楽器のコントロールもままならない状態でとにかくCDで聴き覚えた通りのルバートをする、リタルダントやアッチェレランドをむやみに多用してねばりなんとか歌ってる感を出そうとする。

そんな演奏では楽しいどころかコンプレックスを隠すことで頭がいっぱいになってしまいませんか?

自信を持って演奏できて心の底から音楽を楽しいと思えるようになるためには、上っ面だけ整えてもダメですね。

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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