「今日は音楽に馴染みのないお客さんが多いから知ってそうな曲を取り上げよう」
そんなときってありますよね。
有吉尚子です。こんにちは!
相手の目線で聴きやすいものを選ぶというのは大切ですよね。
そして、せっかく生の演奏を聴くなら知ってるものだけでなく新しいものの魅力も知ってもらえたらいいと思いませんか?
自分を振り返ってみると専門外のことだったけれど良さとか触れ方をわかりやすく教えてもらえたら意外に楽しくてハマってしまった、そんな経験ってないでしょうか。
料理人が使ってる秘密の裏ワザとか旅慣れたフライトアテンダントの荷造り法とか、興味は別になかったことでもテレビでやっていたら面白く見ちゃったりしますよね。
そんな風に自分の専門外のことでも知ってみたら結構面白かったり試してみよう!と思うことって意外にあるものです。
それと同じことで耳を傾けてもらえているなら簡単に聴きどころや解説をつけてもらえたら新しい曲も不安なく聴けちゃうのでポピュラーな曲を交えたプログラムの組める機会は知らなかった曲を紹介するにはぴったりな場面かもしれません。
さっきのあなたが知ってる曲とはこんなところが違うけれどそこが魅力なんですよ、ここに注意して聴いてみると面白いんですよ、わたしはこの曲のここが好きなんです、そんな風に紹介してもらえたら知らない曲だって結構楽しく聴けちゃうものです。
ただ知ってるものやウケやすいものだけだと安心感はあっても新しいものに触れるワクワク感はありませんね。
知ってるものを聴くのも楽しいけれどせっかくなので「音楽っておもしろいな、もっと知りたいな」そんな気持ちで帰ってもらえたら、ただの自己満足ではなく演奏した意味があるような気がしないでしょうか。
演奏するなら聴いてくれる人が元気になったりワクワクを持って帰って貰える方法も考えて行きたいですね。