アナリーゼ コミュニケーション 思考と心 音楽理論

機械の演奏と人間の演奏

Pocket

モーツァルトが魅力的なのは単純に音の並びがそう感じさせるのでしょうか。

有吉尚子です。こんにちは!

もしそうなら、打ち込み音源やで自動演奏でも人間が演奏しても同じように魅力的に感じられるしょうか。

もちろんそんなことないですよね。

ではそれはなぜでしょう?

人間が演奏するときは書いてあるダイナミクスや表情記号だけでなく行間から色々読み取って自分がどう感じるかによる変化を意識的にも無意識的にも付けて演奏するからじゃないでしょうか。

「この音形は勢いを持って!」「ここはキラキラさせよう」そんな風に思って演奏するときのほんのちょっとの揺らぎや音色の変化が表情になるんですね。

打ち込みなど機械ではできないことです。

では。

人間が演奏したとしても何にも考えてなくてただ単に音を順番に並べただけの場合や「この曲よくわからないな」「どこがこの曲の良さなんだろう」なんて思って吹いた場合でも、やっぱり機械より魅力的に感じるでしょうか。

なんとも言えないところですね。

面白くない演奏になったって不思議じゃありません。

音楽に詳しくないお客さんや小さな子供が聴いてるときなんかはとくに顕著ですが、奏者が曲の魅力を感じてる場合ととにかくやっつけ仕事で単に音を並べてる場合では反応がすごく変わるんですよね。

機械でなく人間が演奏する良さはその作品の良さを伝えたいという意図があったり、どこがどんな風に魅力なのかわかっていてそれを主張したいという想いがあるからこそなんじゃないでしょうか。

そうじゃなく単に音が並んでいればいいのなら機械の演奏で充分です。

どこがどう魅力なのか自分でわかるためにはやはりアナリーゼ力が必要ですが、せっかく演奏するならただ音を並べて書いてある通りのダイナミクス変化や表情を付けるだけでなく何がどう魅力なのか知っていたいものですね。

メール講座では演奏に必要なスキルについてさらに詳しく毎日無料でお届けしています。ぜひ読者登録してくださいね!
完全無料

受信形式

HTMLメール

文字メール

  • この記事を書いた人
有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

-アナリーゼ, コミュニケーション, 思考と心, 音楽理論

© 2021 聴く耳育成メソッド