前回のフレーズを見比べてみるのはとても面白くてアナリーゼの練習にもなる方法ですが、さらにもっと単純に簡単にやるための方法をご紹介します。
有吉尚子です。こんにちは!
まず歌詞が付いていない短い曲やフレーズを一つ選びます。
そしてそこに何かストーリーのあるお話を付けてみましょう。
たとえば「クマさんがお花を摘みに行く」なんてストーリーを付けたとします。
そしたらそのフレーズをもう一度よく見ながら、
・何色のクマさんなのか
・お天気はどうなのか
・時間帯は
・寒いか暑いか
・クマさんの歩く道はどんな道か
・なぜお花を摘みに行きたいのか
・クマさんには兄弟がいるのか
そんなことを設定してみましょう。
どんどん具体的にしていくのがおすすめです。
これをやると何にも考えずにただ「おだやかにキレイに」と思ってフレーズを吹いた場合より説得力のある表情豊かなフレージングになりますよ。
わたしのレッスンではよく「激しいフレーズ」なんて思って吹いている生徒さんに「雷が落ちたんですか?それとも殺人鬼が襲ってきたんですか?」なんて尋ねます。
フレーズの意味を具体的にしていくほど色んな表情が出てきて楽しいものです。
気に入った方はぜひやってみてくださいね!