楽譜を読む方法について、自分でやれる練習方法はなにかあるでしょうか。
有吉尚子です。こんにちは!
仕事として演奏したり教えたりするのであれば楽典や和声学、楽曲分析法を勉強するのが一番の近道です。
そのための勉強方法は本がすでにたくさん出ていますし、プロ向けのレッスンや勉強会もすでに世の中にたくさんあります。
とはいっても趣味で音楽をしている方にはなかなか取っつきにくいかもしれませんね。
そんな場合は曲の中で出てくるフレーズを見比べてみるのが面白いですよ。
似たフレーズでもいいし、全然似てない違った2つのフレーズでもいいでしょう。
どこがどんな風に違うのかを言葉にしてみます。
・音量は
・音形の細かさは
・跳躍してる具合はどう違うか
・転調があるかどうか
・シャープ系かフラット系か
・明るいか暗いか
・重いか軽いか
・エネルギーが増えていくのか減っていくのか
頭の中だけで考えるのではなくいちいち言葉にしてみましょう。
拍子や表情記号なんて一目見ればすぐわかりますが、そういう表面にあることだけでなくよくよくフレーズを比べてみるとどんなところか特徴的なのか作曲家が主張したかった部分なのかなんてことが見えてきたりします。
雰囲気やカラーの違いが何となくわかったら今度はどの音がどうなってるからその違いを感じるのかを言葉にしていってみましょう。
「隣り合った音から離れた音に進んでるからエネルギーを感じる」など具体的に言葉にするのがポイントです。
こうやって見るのをたくさんやるとだんだんどこに着目したらいいかわかるようになってきます。
レッスンや本ではなく自分で勉強したいという方はぜひやってみてくださいね!