先生や仲間から「動きすぎ」なんて言われてしまうけどその加減がよくわからない、ということはないでしょうか。
有吉尚子です。こんにちは!
せーの!で何人かで同時に音を出すときにコンサートマスターやパートのリーダーはアインザッツを出しますね。
誰かがちゃんとリードしているとアンサンブルは合わせやすいです。
ではその合図ってどんな要素で成り立っているのでしょうか。
「せーの」というタイミングで息を吸っていたり楽器や身体を動かしていたりしますね。
これって音を出すための予備動作であることが多いです。
それでは、このときにリーダーでない人はどうしたら良いんでしょう。
一緒に動いたほうが良いのでしょうか。
それとも動かないで待っていた方がいいのでしょうか。
これといった結論のあることではありませんが、普通に考えて合図を出さなくても音は出せますよね。
リーダーの出す合図に合わせて発音できれば良いのですから、大きな動作で反応する必要はないと思います。
呼吸をしていたり音を出すための準備動作で反応していることは充分伝わりますからね。
逆に何人かでアンサンブルをしている場面では大きな動作で反応する人がいるとアインザッツを出してる人が誰なのか混乱したりすることもあるんです。
動いているものは人の注意を引きやすいですから。
自然に身体が動いてしまう、なんて言い方をする場面も中にはありますが何の意図も無しに勝手に動くというのは楽器演奏以前に痙攣や痛みの反射など何かの症状な可能性があるので心配でもありますね。
つまり演奏のときには演奏のために意図したことを自分で行っている状態なんですね。
だから自分でコントロールできることは多いのです。
「動きすぎ」なんて言われてしまいがちな方はこの場面では合図や発音にどれくらいの動きが必要なのかなんてことを改めて考えてみると良いのかもしれませんね。