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聴いたものに左右されていませんか?

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まだ音がイメージ出来ない段階で新しい曲を譜読みするとき、どんな風に楽譜を把握しようとしていますか?

有吉尚子です。こんにちは!

自分の専門楽器でパート譜だけ鳴らしてみるというのでは、曲全体を把握するには用が足りませんね。

何かで楽譜にある音を鳴らして聴いてみたいと思った時、CDやYouTubeなど誰かが演奏した音源を探してみることもあるかもしれません。

しかし。

自分の表現や解釈の参考にするという意味なら誰かの演奏を聴くというのはとても有意義ですが自分がどう感じるかどうやりたいかということが全く無い段階では、聴いた演奏の抑揚や印象が強く残ってしまってそちらに向かって方向付けられてしまうという面もあるんですね。

もちろん影響を受けたいために聴くという場面でならうってつけです。

でも、本当は自分で楽譜を読んで解釈したいようなことがたまたま聴いた他人の演奏の印象に左右されてしまうとしたら、ちょっと考えてしまいませんか?

それを聴かなかったら自分でもっと違う風に演奏したかもしれない、そんなことが気づかないうちに起きているかもしれません。

それに世の中にはすでに誰かが演奏したってわけじゃなく、自分が新しい曲を初演するような機会だってあるんですから、誰かの演奏を参考にしないと音楽が作れないんじゃ窮屈ですよね。

誰かの演奏を聴くのは目的によっては大切なことですが、まずは自分で感じてみて考えてみるそれも音楽を楽しむ上で大切なことのひとつだと思います。

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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