アレクサンダー・テクニーク 身体の仕組み

全部の息を吐けますか?

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ブレスの前には息を全部吐ききってから吸う、そんな風に教わったことってありますか?

有吉尚子です。こんにちは!

確かに人間の呼吸システムは生きるために吐いたら吸うように無意識でも働いてくれています。

それに息が余ってる状態でさらに吸うのは苦しいですから長いフレーズのためにたくさんブレスを取りたければまずは吐く、これは正しい意図と言えると思います。

しかし。

肺の中の空気って全部を吐き出すというのは実はできないんです。

残気量というのがあって、息を吐き出した後に残ってる空気は成人でだいたい1.5リットルくらいあるんだそう。

そしてあまりにもギリギリまで絞り出すように吐いた後は吹くための筋肉がかなり使われて力んでしまっているのでそれを解除するのも含めて、ブレスに時間がかかりますよね。

極限まで息を吐き出すというのは素早いブレスやたくさん吸うのには身体の構造としてあんまり得策とは言えない面もあるんです。

第一苦しいので音も理想的なコントロールのある状態では出せなくなってしまいますから、そんなに絞り出すよりは前にフレーズの切れ目で吸えるよう工夫をするほうが建設的かもしれません。

わたしも以前は肺の中の空気を全部吐き出すことは身体の構造上できないことなんだとは知りませんでしたが、覚えておきたいことのひとつだと思っています。

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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