有吉尚子です。こんにちは!
レッスンや合奏の場面だけでなく日常のコミュニケーションすべてに共通することですが、怒ってる人は共感されないというのを目にして「そうそう!」と思ったのでした。
声を荒げることじゃなくても「なんでこれができないの?」「話にならないよね」そんな風に相手を否定する言葉は心を閉ざさせてしまって伝えたいことが受け入れられるどころか反対に拒否されてしまったりするんですよね。
たとえそれが相手のことを思った“刺激を与えて発破をかける”なんて意図だったとしてもそれをどう受け取るかは相手次第ですからね。
そして共感的な話し方をする人は受け入れられやすかったり、安全に間違えることが出来る場所では学びの効率が良くなるなんてことも言われています。
それは相手がどんなことをしても肯定するということではなくて、誰でもそのときにその人なりの最善の選択だと思える何かしらの理由があって言動を選んでいるという視点があるかどうかなんじゃないかと思います。
相手が自分とは違ったものを大切に思っていて優先したくても、怒ったり苦情を言うことでそれを変えさせることはできませんよね。
イライラした時や怒りたくなったら自分が何を相手に期待していてその期待がどう満たされないからそんな気分になっているのか振り返ってみると、建設的な伝え方を選択できるようになったりするかもしれませんね。
反対にイライラと怒ってる人に行き合ってしまったときも、その人は何を期待しているんだろうということを考えてみると単純な拒否の気持ちだけでなく何かしらコミュニケーションを上手く行かせる方法が見つかるかもしれません。
つい感情的な反応をしそうになるようなときに思い出したいなと思ったのでした。