音程トレーニングと言われるもの、色んなやり方や目的がありますがあなたが普段アンサンブルや楽団の仲間と一緒にやるときはどんなことを目指していますか?
有吉尚子です。こんにちは!
曲の中から合わないところを抜き出してみたりハーモニートレーニングの本をやってみたり、というのは多いと思います。
もちろんそれでもいいでしょうが、和音って曲の流れの中でどんな役割りなのかによっても出したい音は変わりますよね。
例えばC-durのドミソとF-durのドミソは構成音は同じでも役割りは全然反対なわけです。
C-durのドミソなら主和音なので落ち着いた感じとか行き着いた感じになる和音ですが、F-durのドミソは属和音だから落ち着きに向かいたいエネルギーを持った盛り上がりの和音です。
こういうのを考えずにただ単に濁りがなければOK!なんてわけにはいきませんね。
ここはどんな場面だからこんな表情にしたいよね、そのためにこの和音はこんな響きになるように合わせてみよう、そういうことも必要ですね。
そうやって合わせてみるとつまらない音程トレーニングがものすごく頭を使う面白い練習に変わってきたりもしますよ。
ピンときたら取り入れてみてくださいね!