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教則本の使い方

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学生のときに別の先生門下の友人にその先生のところではどんな教則本でレッスンを受けてるのか尋ねてみたことがありました。

有吉尚子です。こんにちは!

そのとき友人が使ってると教えてくれた教則本は、当時のわたしの目から見ると簡単すぎて音大も終わり間際にわざわざやるような本ではないと感じたんです。

だから「どうしてそれをやるの?」とさらに尋ねました。

その答えは「これをinCで読んで移調してやるんだよ。難しいんだ!」というお返事。

なるほど!と思いました。

ひとつの本でも使い方を変えて何度でも学びを深めたり新しいスキルを身につけることが出来るんです。

エチュードや教則本はどの課題にもこれを学び身につけるための、というよう狙いがあって書かれているものです。

スタッカートの練習とかフレーズ感を学ぶとか、色んなパターンがあるでしょうが、そういう意図を持って書かれた本も使い方次第で難易度や学びの濃度は全然変わります。

ただの音階練習でも指使いを覚えたり楽器の音を出すことに慣れたりする目的でやるのと、それをどう音楽的にするか考えながらやるのでは効果が違うのは当たりまえのことですね。

短い曲になってるエチュードでも、ざっくり一曲を通せたというのを目標にするなら30分もあれば出来るかもしれませんが、フレーズの流れをどうするか和声をどう考えるかなんてことまで含めたらとても1週間やそこらでは練習しきれないと思います。

その短い一フレーズをどう使って自分の何を変えたいのか、意識的になったことはありますか?

もしも何も考えずに有名なエチュードただを通して満足して次々進んでいたとしたら、かなりもったいないですよ。

せっかくやるなら何をどう使うかいちいち考えて練習を進めていきたいものですね!

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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