楽器を持ったときに重さを支えてくれるのは骨と筋肉のどちらだと思いますか?
有吉尚子です。こんにちは!
正解は、骨です。
重さを支えるというと筋肉で頑張って・・というイメージがあるかもしれませんが、構造物としてバランスが取れたら骨はそれ自体の形によって重さを支えます。(ポッキリ折れたりしない限り)
もちろん人間の骨格はたくさんの関節があって動くものですから放っておけばぐらぐらしますけど、それを常にバランスよく微細に調整するのは筋肉のお仕事。
筋肉だけで重さを支えよう!なんて頑張る場合、そのための筋肉は常に収縮し続けていなければならないので結構大変ですが、骨の構造による支えに頼ることができたらほんの少しのバランス調整だけで同じことができるということがあります。
大きくて重い楽器はもちろん、フルートやクラリネットなど小さい楽器も身体の軸(ここでは脊椎のこと)から離して持つほど骨の構造による支えではなく筋力で持ち上げることになります。
必要以上にひじを開いていたり高い位置で構えたりすると何だかプルプルしてくるのはそのための筋肉がずっと頑張っているからというわけ。
できるだけ身体に楽器を引き付けておく!なんてことは必要ありませんが、少ない筋力で構えておけるなら、その方が響き(振動)をジャマせず有利なはずですよね。
また、無理のない一番ラクな姿勢や構え方というのは体調や持ち替え楽器の重さの違いなどその時々で変わるものですから、「いつもどんな楽器でもこの姿勢で構えなければ!」なんて思わずその都度その都度一番無理のない姿勢はどこかな?というのを考えてみるのも良いアイデアかもしれませんよ!
ピンときたら取り入れてみてくださいね!