アレクサンダー・テクニーク 思考と心 練習 身体の仕組み

タンギングを速くしたい

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以前「ザ・クラリネット」というクラリネット専門の雑誌にタンギングについての記事を書かせていただきました。

その時にも少し触れましたが、「長くタンギングが続くフレーズでだんだん舌がもたついてくる」というお悩みを生徒さんやメルマガの読者さんからよくご相談いただきます。

有吉尚子です。こんにちは!

私はタンギングは学生の時にたくさん練習したので今はテンポ140までは16分音符をシングルタンギングで吹けるのでかなり速い方だと思いますが、心がけていることがいくつかあるのでご紹介します。

(楽譜画像IMSLPより)

ゆっくりならできるけどテンポが速くなると舌が追いつかなくてもつれてきてしまう、という場合に多い原因のひとつは、舌を動かすということに気を取られすぎて息の流れがおろそかになるために上手くいかないというケースです。

息の流れる圧力が高ければ、舌の筋肉を使ってリードから離すだけではなく、息の流れ自体も舌を離す動きをサポートすることができます。

舌を引っ張ったり押し出したりを繰り返せばそれぞれの動きがすこしずつ重なりあっていつしかそれが同時に起き始めて「引っ張りながら押し出す」なんていう矛盾した動作になったりします。

そうすると疲れるし、もつれてくるんですね。

でも息の圧力で舌がリードから離れるなら二つの動作が拮抗してしまうことが起きにくくなるので、もつれにくくなります。

たまにテンポが速いフレーズの方がゆっくりなフレーズよりもタンギングがしやすいことがあるのもそれが原因で、速いテンポだと勢いに乗って息を流し続けていられるけれど、
テンポがゆっくりになると息のスピードも一緒に落ちてしまうということが起きがちなのです。

ここぞという時にはビビって息の圧力を弱めるのではなく思い切ってたくさん吹き込んでみるというのも一つのワザです。

ぜひ試してみてくださいね!

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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