「アレクサンダー・テクニークをやってる人には他人は骨格としてみえてるの?筋肉としてみえてるの?それとも人格?」という質問をいただきました。
有吉尚子です。こんにちは!
アレクサンダーテクニークの先生になるには解剖学的なことも学んで知識として持っている必要があります。
だけれど。
人体の仕組みだけ知っていてもアレクサンダーのレッスンはできるわけではありません。
アレクサンダーテクニークはどんな人がレッスンに来ても「正しい背骨のカーヴはこう」
なんて姿勢調整をするようなメソッドではなくて、その人が何をしたいのかまたどんな体格骨格か、さらにどんなことを意図してるかなんてことによって伝える必要のあることは
変わるからです。
単純に自分がやっていることを知ることが役に立つ場合もあれば、具体的に試してみるためのアイデアが欲しい、という場合もあります。
またはレッスンでない場面ではそもそも何かアドバイスされたいとは思ってないことだってありますよね。
わたしたちのようなボディチャンススタジオで勉強したアレクサンダーテクニーク教師は相手の骨や筋肉よりもその人が求めていることは何か、自分がそれを手伝えるとしたらどんな可能性があるだろうか、ということを見ています。
だからレッスンのときに「今日はどんなことに興味がありますか?何をしたいですか」という質問からはじまることは多いです。
もちろん「これをやるので気付いたことを何でもいいから教えて欲しい」なんてリクエストも歓迎です。
レッスンにいらっしゃるときは何を持ち帰りたいかが明確だと学びの質もよくなるので考えてみるのもオススメです!