メルマガ読者さんからソルフェージュって絶対音感のことですか?というご質問をいただきました。
有吉尚子です。こんにちは!
結論から言うと、ソルフェージュは絶対音感のことではありません。
確かに微妙な音程やリズムの違いを聞き取れることは必要ですが、ドかレかわかるということよりも一緒に演奏している人がどういうことをやってるのかわかるかどうかの方が大切です。
たとえば一緒に演奏してる人が少し明るめの音程だったらどうしますか?
少しだけテンポをゆったりさせたがっていたらどうしますか?
チューナーで測って正しいからって自分は聞こえるのとは違う音程を出す!
メトロノームに合ったリズムにするためにゆったりしてる人は無視する!
そんなんじゃアンサンブルはガタガタになってしまいますよね。
アンサンブルを一緒にやる仲間と寄り添い合うために、微細な音程やリズムの違いを聞き取りたいはずです。
そして仲間がどうなってるかわかるためには何となくだいたいそれっぽく音が並んでるかどうか、という聞き方をしているだけでは用が足りませんね。
わたしたち日本人なら外国人はみんな同じ顔に見えるけど日本人同士であれば双子の見分けもできる、
というような興味を持って接したときにしかわからないけど実は着眼点を知ってたらなんのことは無い、そういう違いを聞き取れる耳を持っていることが大切です。
そのためにできることはなんでしょうか?
まずは興味を持って自分以外の人がどんなことを演奏してるのか耳を傾けてみることが第一歩。
よくよく注意してみるだけで聴こえることはずっと増えます。
ぜひ試してみてくださいね!