メールやSNSでいただくよくある質問のひとつに
「楽に演奏する方法を教えてもらえませんか」
というのがあります。
有吉尚子です。こんにちは!
ちょっと漠然としたご質問ですが、アレクサンダーテクニークのレッスンを実際受けた方のご感想に「ラクになりました!」なんて言葉がよく出てくるので、そこからなのかなと思います。
では、ラクになるって実のところ一体何なんでしょう?
これはむやみに使いすぎていた力を適切に使うようになったから、というのがひとつではないかと思います。
というのはつまり何の努力も工夫もしなくても上手くいく方法を見つけたというわけではなくて、適切な努力の仕方がわかったため不必要な葛藤がなくなってラクになった感じがするってことなんじゃないでしょうか。
そもそも練習の特効薬みたいなものってありませんし、時間をかける必要のあるショートカットすることのできないものもありますね。
身に付けたいと思うなら避けては通れないこともあるんですが、その道の通り方を教わるのがレッスンです。
通らない方法を求めたとしたら、ありえないものを探す長くてゴールのない迷路に入り込んでしまいます。
「ラクにやる」の中身が「大変なことを避けたい」なのか「チャレンジをうまく行かせる方法が知りたい」なのか又は他の何かなのかを整理するのは役に立つことかもしれませんね。