アレクサンダー・テクニーク 練習 身体の仕組み

気をつけの姿勢で吹きにくいわけ

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良い姿勢というのは「気をつけ!」的な背筋まっすぐなものではない、というのは以前お話しましたね。

有吉尚子です。こんにちは!

実は「気をつけ」がブレスの邪魔をするってこと、知っていましたか?

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一体どういう仕組みなんでしょうか。

これはその胸を張ったりなどの動作への思い込みから肩甲骨など腕構造を後ろに引っ張ったりムダに腰を反らしたりなど色々要らないことをしてしまうからです。

この例に挙げた腕を後ろに引っ張ったり腰を反らしたりというのがブレスを妨げる動作なのですね。

どう邪魔するかというと、腕を後ろに引っ張る筋肉は背中に広くついているので息を吸い込むときに動きたい肋骨や胴体の脹らみを制限してしまうんです。

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もうひとつ、腰を必要以上に反らすのがどうしてブレスの邪魔をするのでしょうか。

腰を反るということは上体が後ろへ重心を傾けるということです。

そのままだと後ろへひっくり返ってしまいます。

ひっくり返らないようにするには、どこかの筋肉が頑張って重心を引っ張り戻さなければなりません。

このときに重心を引っ張り戻すのがお腹の側についてる複数の筋肉群。

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これ、息を吸うときにふくらみを邪魔しないように柔らかくゆるんでいたい筋肉です。

ゆるんでいたいときに上体を引っ張り戻すというお仕事をすでにしていては縮んでこわばっています。

明らかにジャマですよね。

そして息を吐くときは胴体回りの筋肉が柔軟に働いて息を外へ送りたいのに、その胴体回りのお腹の筋肉はすでに上体のバランスを引き戻すということをして頑張ってるわけですから息を吐くために充分作用することができません。

という仕組みで腰を必要以上に反ると吹きにくいし吸いにくい、ということが起こるのです。

一見関係なさそうな動作がお互いに関連しているというのは人体のふしぎですね!

試しに意図的にムダに反って吹いたり、それをやめたり、腕を極端に後ろに引っ張ったり戻したりして音の違いや吹奏感の違いを比べてみるとおもしろいですよ!

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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