「嫌われる勇気」という本をアレクサンダーを一緒に学んでる仲間に薦めてもらって読みました。
有吉尚子です。こんにちは!
アドラー心理学についての本で、すごく面白くてまたいくつも考えさせられるポイントがあったのでご紹介します。
特におもしろかったのは「他者の期待なんて満たす必要はない」という言葉。
自分が他人のために生きていないのと同じく、他人も自分のためには生きていない。
他人は操作できるものではなくて操作できるのは自分だけ、ということ。
それについての例え話として「馬を水辺に連れていくことはできるが水を飲ませることはできない。」というのを出していました。
なるほどその通り、しかもおもしろいですね。
アドラー心理学では変わりたい人のお手伝いはできるけれど、変わりたいと思わない人を変えることはできないそう。
自分を変えられるのは自分だけ。
これはアレクサンダーテクニークにもある考え方ですが、他人に何かを強制することはできない、というのに納得です。
圧力をかけることはできても本人が決断するかどうかは左右できないのですよね。
また同じことで他人からの評価は他人が決めることであって自分ではどうにもできないから、それにいちいち左右されず自分にできることをする、というのが本当の自由だとも。
たしかに。
もうひとつおもしろかったのは、過去や未来ではなく今ここを精一杯生きる、ということ。
欲しいものがあればいつか時が来たら、ではなく今すぐにできる小さなことをしましょう。
そしてその積み重ねが結果として望みに結び付くものであると。
小さなことって忙しいとか言い訳をしてついおろそかにしがちですけれど、それこそが積み上げたいもののカケラなんですもんね。
続編に「幸せになる勇気」も出版されています。
興味あればぜひ読んでみてくださいな!
「嫌われる勇気」
岸見一郎、古賀史健 著
ダイアモンド社より