アレクサンダー・テクニーク コミュニケーション レッスン 思考と心

「感じ」に頼った指導

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レッスンを受けるときにも教えるときにもある危険なことに「こんな感じで」という指導があります。

有吉尚子です。こんにちは!

「こんな感じで」

これはあいまいであることが問題なのではなく、どんなに具体的な細かい表現で
「感じ」を言い表しても間違って伝わる可能性があることが危険なんです。

当たり前ですが同じ動作をしてもそれによって人がそれぞれ感じることは必ずしも同じではありません。

むしろ違っているのが当たり前です。

例えばアンブシュアについて「口を狭く、きゅっとした感じで、先端がすぼまるような…」といくら言っても解釈の仕方は
たくさんあるんですよね。

唇を締め付ければ良いのかな、

歯とアゴで噛めば良いのかな、

舌やほっぺたの筋肉で何かするのかな、

のどで操作するのかな…

いろいろ考えられますが口の中の状況なんて本当に人それぞれ。

ある人には舌を前歯に触れるのが具合が良くても別の人にはそれはやりにくい動きだったりします。

しかも手足のように演奏中に動きがどうなってるか外から見えるわけではない部分についてならなおさらひとつの表現では伝わりきらないことが多いです。

ではどうしたら?

レッスンを受ける時なら先生はそれを伝えることで何を引き起こしたいのかを考えてみたり、教える時なら生徒に何をしてもらいたいのか、感覚的な手段ではなく結果として起きてほしいことにフォーカスして目の前の相手オリジナルの方法を考えてみたりするのは役に立つことの一つです。

例えば口の中の容積を狭くしてもらいたいなら「もっと噛んで、絞めて」だけではなく「そのためにできることは他には何があるかな?」と一緒に見ていくのも一つの手ですよね。

そうすると「そういえば舌の動きは使ってなかった!」なんて自分で発見してくれることだって起こりえます。

相手に通じる言葉を色々試してみるなんてことは日常のコミュニケーションなら当然ですよね。

レッスンの場面でもどう言ったらどうやったら通じるかな?ということをいつも考えていたいですね!

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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