楽器練習効率化ガイドブック

レッスンを受けるときにも
教えるときにもある危険なことに
「こんな感じで」
という指導があります。

有吉尚子です。こんにちは!

「こんな感じで」

これはあいまいであることが
問題なのではなく、
どんなに具体的な細かい表現で
「感じ」を言い表しても
間違って伝わる可能性が
あることが危険なんです。

当たり前ですが同じ動作をしても
それによって人がそれぞれ
感じることは必ずしも
同じではありません。

むしろ違っているのが
当たり前です。

例えばアンブシュアについて
「口を狭く、きゅっとした感じで、
先端がすぼまるような…」
といくら言っても解釈の仕方は
たくさんあるんですよね。

唇を締め付ければ良いのかな、
歯とアゴで噛めば良いのかな、
舌やほっぺたの筋肉で
何かするのかな、
のどで操作するのかな…

いろいろ考えられますが
口の中の状況なんて
本当に人それぞれ。

ある人には舌を前歯に触れるのが
具合が良くても別の人には
それはやりにくい動き
だったりします。

しかも手足のように
演奏中に動きがどうなってるか
外から見えるわけではない部分
についてならなおさら
ひとつの表現では
伝わりきらないことが多いです。

ではどうしたら?

レッスンを受ける時なら
先生はそれを伝えることで
何を引き起こしたいのかを
考えてみたり、
教える時なら
生徒に何をしてもらいたいのか、
感覚的な手段ではなく
結果として起きてほしいこと
にフォーカスして
目の前の相手オリジナルの
方法を考えてみたりするのは
役に立つことの一つです。

例えば口の中の容積を
狭くしてもらいたいなら
「もっと噛んで、絞めて」
だけではなく
「そのためにできることは
他には何があるかな?」
と一緒に見ていくのも
一つの手ですよね。

そうすると
「そういえば舌の動きは
使ってなかった!」
なんて
自分で発見してくれること
だって起こりえます。

相手に通じる言葉を色々
試してみるなんてことは
日常のコミュニケーションなら
当然ですよね。

レッスンの場面でも
どう言ったらどうやったら
通じるかな?ということを
いつも考えていたいですね!

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