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指に問題はないけど運指が変な時

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運指のタイミングがずれたり違う音に行く時にかすれたりするのは必ずしも指の問題ではないかもしれません。

有吉尚子です。こんにちは!

今日は色んな楽器に応用できるクラリネットの生徒さんとの実際のレッスンのひとコマをご紹介します。

クラリネットを始めて一年ほどのこの生徒さんは小指でのたくさんのキーの操作にまだ少し不慣れです。

前の音から次の音にレガートで移るとき、なかなかスムーズにいかなくて音がかすれてしまったり発音できなかったり。

この日のテーマは「ミ〜ド」がレガートで吹けるようになること。

このときは指が複数のキーを上手く同時に操作できていないことが原因のひとつだったのですが、指の操作のタイミングが問題であることはわかっていたそうです。

そこでひとつ提案。

「指でキーを操作した結果としてどのトーンホールが開いて逆にどのトーンホールが閉まるのか一度目で見て確認してみましょう」

クラリネットの右薬指はトーンホールを指で直接開け閉めしますが、薬指のすぐ隣にある小指はキーの先についたタンポがトーンホールを開け閉めします。

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ほんの少しの差ですが、薬指は力点と作用点が一緒なのに小指は力点と作用点が別々なので完全に同時に指を動かすとトーンホールに作用するのにちょっとだけ時差が生まれます。

そのため小指のトーンホールの塞がりがほんのちょっとだけ遅くなってしまいます。

そしてそのほんの少しの塞がりきらない瞬間にかすれた音が出てしまうんですね。

先ほどの生徒さん、小指が薬指よりも気持ち早く動き出す必要があるのを確認してもう一度やってみたら…

ちゃんと音が移り変わってレガートになりました!

このレッスンでは引き起こしたいことにどんな動きが必要なのかを整理しただけです。

指に問題があるわけではなかったんですね!

木管楽器では似たようなケースはたくさん出てくると思います。

もしそういう場面に遭遇したらぜひこのアイデアを活かしてみてくださいね!

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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