楽器練習効率化ガイドブック

音楽用語も原語で調べてみると
おもしろいですよという
お話をしましたね。

今回は音楽用語と衣服との
関係について見てみましょう。

有吉尚子です。こんにちは!

Andante、歩くように。
というテンポ表示がありますね。

この歩くようにというのは、
果たしてだれがどこに向かって
どのように歩くテンポ
なのでしょうか。

赤ちゃんがよたよた歩くテンポ?
子供が駆け出しそうになりながら
歩くテンポ?疲れた大人が
家へ向かって歩くテンポ?

実はアンダンテはヨーロッパの
ロングドレスを着た貴族の女性が
食後の暇潰し・腹ごなし(笑)に
お庭をお散歩する足取り、
だそうです。

20160925_140006

演奏会で着る方には
あるあるでしょうがロングドレスは
うっかり早足になれば
裾を踏んで転びます。

もしそういう衣裳で走りたければ
手で裾を持ち上げますよね。

そういう機能的ではない衣服が
普段着だった時代の
テンポ指定ですね。

現代の日本人が通勤で職場に向かい
地下鉄の乗り換えを
急ぐための早足は、
きっと古典時代の作曲家が
意図するアンダンテでは
ありませんよね。

ところで、
現在では高級ブランドとして
知られるシャネルの創始者、
ココ・シャネルが活動したのは
1900年ころでした。

今から約100年前のことですね。

彼女は当時女性の普段着だった
ムダに胴体を締め付ける
コルセットや
身動きの取りにくいロングドレスは
女性の活動を制限するとして、
短いスカートやらウエストの楽な
現代の洋服の先駆けとなる
デザインを提案したのです。

はしたないとか、下品だとか、
先進的すぎるとか、色んな批判を
浴びつつも、働く女性の先駆け
でもあったココ・シャネルは
めげませんでした。

そのおかげで現代のわたしたちは
ラフな服を着られるというわけ。

衣服が機能的に楽になったおかげで
動作のスピードが上がった、
という一面もあると思います。

それがたった100年前のことだ
なんて驚きじゃありませんか?

今あるものは当たり前ではなく
誰かが切り開いたこと
なんですよね!

楽器の機能の発展も関係しては
いますが、そういった時代の
変化のせいで楽譜に書いてある
作曲家の意図よりも速いテンポで
演奏される曲も多いようです。

もうひとつ、
ウインナーワルツとドレスの関係。

ウインナーワルツ
(ウイーンのワルツ)は3拍子ですが、
2拍目が少しだけ前にずれて
長めに演奏されることで
知られていますね。

なぜでしょう。

服の話をしているので
勘の良い方はすでにわかっちゃった
かもしれませんね。

これは、ワルツですから
元は踊るための曲です。

ステップの合間にターンをすると、
ドレスがフワッと
大きくひるがえります。

ドレスが翻りきって、
次のステップに移れるまでには
時間がかかります。

この間が、やや早めに
ずらされる2拍目なのです。

美術や彫刻などの文化とは音楽も
共通点があるというのは
割りと広く認識されてますが、
服飾の歴史とも音楽は
関係しています。

おもしろいですね!

もっと色々詳しく知りたいよ!
という方はメール講座
〜スキマ時間で確実に上達する〜
【管楽器プレーヤーのための練習テクニック】
が無料でご購読いただけます。

この機会にぜひどうぞ♪

お名前(姓名)
 
メールアドレス
受信形式
HTMLメール
文字メール
※ezweb、docomoとガラケーは
文字化けしてしまいますので、
文字メールを選択してください。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。