アレクサンダー・テクニーク ソルフェージュ レッスン

遠くから見た演奏家のプレイを真似る危険

楽器を吹くときにたくさん
動いてるように見える人と
そうでもない人がいますが、
それって演奏にはどんな影響が
あるんでしょうか。

有吉尚子です。こんにちは!

効率的に、と考えるのであれば
たくさん動いてるというのは
あまり効率的ではないのでは…とか
動きがたくさんある方が
柔軟に身体が使えてる証拠?とか、
実際はどちらがどういいの!
なんて思っていませんか?

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大きな身振りはアインザッツを
合わせたりするのに必要なことも
あるので、必ずしも
音を出す以外の動きはムダ、
なんてこともありません。

しかし、大きな動きをしている人は
本当に全身が柔軟に演奏のために
使えているかというと、
そうとも限らないのです。

というのは、
大きな身振りをするためには
小さな関節がグラグラして
全体が不安定にならないよう
細部を固めているということが
結構ありがちなパターンだから。

細部を筋肉が固めていれば
振動を止めるので音は
響きにくくなります。

勢いを持って大きな身振りで
演奏してるのに意外と鳴らない、
というのはこのパターンですね。

反対にほとんど動かないように
見える場合、
大きな動きとして表れるほど
ではない細かい部分で
うまくバランスを取っているので
遠目には微動だにしないように
見えるけれど実際は常に
微細な動きが起きている
なんてパターンもあります。

これは振動を止めず活かせるので
大抵の場合、よく鳴ります。

素晴らしいプレイヤーが
ホールの後ろの席からみると
微動だにしないように
見えるからといってそれを真似て
身体を固めてしまうことは、
結果的に響かない硬い音を
作り出してしまうということを
知っていたいですね。

20160902_160632反対に
「キレのある動きでカッコいい」
なんて場合も、
そっくりそれを見た目だけで
真似てしまうと身体のこわばりと
奏法の不自由さを招くかも
しれません。

もちろん微動だにしない
ように見えて実際に身体が
固まってる人もいるし、
大きな身振りでいながら
細部も繊細に動きを
持っている人もいます。

音を豊かに鳴らすという目的
で大切なのは
遠くから見たときの印象より
実際に細部に繊細で細かい動きが
起きてるかどうか。

音と身体の動きの関係、
ピンときたら気にしてみて
くださいね。

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