アレクサンダー・テクニーク レッスン 思考と心 練習 身体の仕組み

正しいクセをつける練習

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速いパッセージが上手く吹けないという場合の原因例を前回ご紹介しました。

・指や身体の動きがそのパッセージに慣れていない

・何の音を出すのかがあやふやで混乱している

・必要な動きを勘違いして動作を行っている

他にもあるかもしれませんがひとまずこの3つの中から順番に見てみましょう。

有吉尚子です。こんにちは!

まず最初の「指や身体の動きがそのパッセージに慣れていない」というパターン。

やり慣れた動作がとっさのときにパッと出てくるのは、その動きをすることに慣れているためです。

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脳科学は専門ではないので詳しく解説はできませんが、脳から体に動くための指令が出て身体がそれに応えて身体が動く、その指令は電気信号なのだそう。

そしてその回路は繰り返し同じことをし続けることでだんだん指令が通りやすくなっていくそうです。

たしかに熟練の職人技なんかはそうやって身に付けていきますし演奏者も繰り返し練習することで判断や反応のスピードも上がって行きますね。

ただし、それは間違った動作をせずに正しいことを繰り返した場合。

間違った動作を繰り返せば、それを行う回路が強くなってとっさのときに間違った動きが出やすくなります。

とっさのときというのは主に本番で緊張したときなどですね。

そしてさらにこの回路を指令の電気信号が通り慣れていないと、動作が引き起こされるのには時間がかかるのだとか。

はじめは時間がかかるのが当たり前なのにそれが待てなくて本当はその動きとは関係のないはずの動作で補おうとすると、変なミスをしたり指がこんがらがったりなんてことが起こってしまいがちなんです。

「新しい曲の時だけ肩こりになる」なんていう生徒さんの場合もその時だけ普段とは違う動きをしているということがよくあります。

それが癖になっちゃったらなかなか直らないし大変ですね。

速いパッセージの時はまず最初にどんな動きが必要なのかゆっくり確認しながらやってみるというのがとっても大切。

「速く動く!」だけじゃなく速くどう動くのかがはっきりわかっていないと何にもやりようがないですからね。

次の

「何の音を出すのかがあやふやで混乱している」

「必要な動きを勘違いして動作を行っている」

この二つは長くなるのでまた次回見てみましょう!

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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