楽器練習効率化ガイドブック

速いパッセージが上手く
吹けないという場合の原因例
前回ご紹介しました。

・指や身体の動きが
そのパッセージに慣れていない

・何の音を出すのかがあやふやで
混乱している

・必要な動きを勘違いして
動作を行っている

他にもあるかもしれませんが
ひとまずこの3つの中から順番に
見てみましょう。

有吉尚子です。こんにちは!

まず最初の「指や身体の動きが
そのパッセージに慣れていない」
というパターン。

やり慣れた動作がとっさのときに
パッと出てくるのは、
その動きをすることに
慣れているためです。

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脳科学は専門ではないので
詳しく解説はできませんが、
脳から体に動くための指令が出て
身体がそれに応えて身体が動く、
その指令は電気信号なのだそう。

そしてその回路は
繰り返し同じことをし続ける
ことでだんだん指令が通りやすく
なっていくそうです。

たしかに
熟練の職人技なんかはそうやって
身に付けていきますし
演奏者も繰り返し練習することで
判断や反応のスピードも上がって
行きますね。

ただし、
それは間違った動作をせずに
正しいことを繰り返した場合。

間違った動作を繰り返せば、
それを行う回路が強くなって
とっさのときに間違った動きが
出やすくなります。

とっさのときというのは
主に本番で緊張したとき
などですね。

そしてさらにこの回路を指令の
電気信号が通り慣れていないと、
動作が引き起こされるのには
時間がかかるのだとか。

はじめは時間がかかるのが
当たり前なのにそれが待てなくて
本当はその動きとは関係のない
はずの動作で補おうとすると、
変なミスをしたり
指がこんがらがったり
なんてことが
起こってしまいがちなんです。

「新しい曲の時だけ肩こりになる」
なんていう生徒さんの場合も
その時だけ普段とは違う動きを
しているということが
よくあります。

それが癖になっちゃったら
なかなか直らないし大変ですね。

速いパッセージの時はまず最初に
どんな動きが必要なのか
ゆっくり確認しながらやってみる
というのがとっても大切。

「速く動く!」だけじゃなく
速くどう動くのかがはっきり
わかっていないと何にも
やりようがないですからね。

次の

「何の音を出すのかが
あやふやで混乱している」

「必要な動きを勘違いして
動作を行っている」

この二つは長くなるので
また次回見てみましょう!

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