「音楽を専門的に勉強してこなかったから恥ずかしい」
なんて声をたまに耳にしますが、音楽を専門に選ばなかったのは別に好きではなくて情熱が大してないからなのでしょうか。
有吉尚子です。こんにちは!
趣味で音楽をする方の場合は音楽だけをやっていれば良いプロや音大生と違い、それぞれにお仕事があったり家庭があったりして、音楽の優先順位は高くないことも多いです。
それはやる気とか熱意とかそういう問題ではなく、他に大切にしたいものがあるということ。
そういう方に専門家を目指す人と同じ練習量や熱意を求めても、それはとんちんかんというものですよね。
わたしも今年こそは英語の勉強を始めよう!なんて毎年決意して年末になれば、「まあ来年から・・」なんて思ってますからそういうのと同じことですね。
・仕事にしたいほど音楽が好きな人
・他の専門分野がありながらも音楽をやり続けたい情熱を持っているアマチュア奏者さん
どちらが優れてるとかいうことではなくそれは単純に専門分野の違いですし、それぞれが大切にしたいものを大切にするのは当たり前の権利です。
忙しくて時間が取れない、それでも上手くなりたいとレッスンに通うなんて、それ自体が音楽に対するかなりの情熱ですよね!
「今まで専門的に学んではこなかったことを後悔する」なんて方によくお会いしますが、それは他に専門として学んだことがあるわけなので音楽が大切でないということには繋がらないと思います。
そんな忙しくて時間は無いけれど音楽を学びたい生徒さんの場合、音楽の専門家としてどんなサポートができるか、改めて考えてみたいことのひとつです。