アナリーゼ ソルフェージュ レッスン

盛り上げてよという隠れたメッセージ

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前回の記事では音程が変わる時、隣の音に行くよりも離れた音に行く方がエネルギーが必要で、そのエネルギーの違いは盛り上がり方の違い、ということでしたね。

有吉尚子です。こんにちは!

これってちょっと前に流行ったアナと雪の女王のサビフレーズでわかりやすい例があります。

歌詞が「ありのーままのー」サビの部分。

C -durにするとAHC-GGD-になります。

「ありのー」のAHCは普通に隣り合った音ですね。

「ままのー」も隣の音に進むならHCD-でもおかしくはないです。

でもそれだとオリジナルのメロディーよりドラマチックさが減りますね。

行き着く先のちょっと離れたDに跳躍して向かう方が「ありのままで生きていくんだ!」というエルサの決意のワクワク感が出ます。

このフレーズには他にもいくつか盛り上がる仕掛けがあります。

最初のAHC-に対して跳躍しながらより高い音に向かうGGD-のフレーズですが、これが例えば跳躍してはいてもスタートが同じAの音でAHD-だったらどうでしょう?

さらっとした印象になりますが別にありですよね。

でもこれ、離れた音に進む跳躍フレーズはスタートの音を最初のAより低いGで始めています。

AよりGの方が行き着いた先の高い音Dに対してよりインターバルがあります。

より遠くへ行くためにエネルギーを感じさせますよね。

そしてGから始まってただ単にGHDと少しずつ跳躍するよりもGGD-とGを2回やって低さをキープしたまま一気に5度跳躍してより躍動感を出しています。

単純な旋律でほんの少しの解説ですが、これだけでも説明してみると結構納得できるものではないでしょうか。

ではそのアナリーゼを演奏に反映させるにはどうすればいいでしょうか。

次の記事を見るまでに考えてみてくださいね!

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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