アナリーゼ ソルフェージュ

色付け和音のヒミツ

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有吉尚子です。こんにちは!

前回までに落ち着き和音と盛り上がり和音の役割りを詳しく見てみましたね。

では。

もう一つの機能、サブドミナントはどんな役割りでしょうか。

そんなの覚えてるよ!

という方もいらっしゃるかもそれませんが、ちょっとだけおさらいしてみましょう。

サブドミナントはドミナントに比べると少し柔らかい感じですね。

そして盛り上がり感はドミナントよりは弱いので、落ち着き和音のトミックに解決したい感はそんなに強くはありません。

そのかわり色彩感とても強く出てくるので、落ち着き和音から繋がった時に色付けされて新しく展開していく感じがします。

花火

そんなサブドミナント、どんなのがあったでしょうか。

これも覚えてる方は多いかもしれません。

C-durならレファラの2度とドファラの4度ですね。

この2度と4度、同じサブドミナントの仲間ですが色合いが少し違います。

詳しく見てみると、2度はレファラで短三和音、そして4度はファラドで長三和音です。

長和音と短和音の違いである明るいか少し陰りがあるか、ということがそれでわかります。

暗い虹

そして2度は4度よりも少しだけ固い感じがします。

それってただ単に陰りのある和音だからじゃないのです。

なぜなのでしょうか?

ジャズのコード進行にはツーファイブというのがあります。

実は音大の和声学の授業でもよく出てくる和音の並べ方なのです。

なぜ固い感じがするかというと、5度の根音から数えて2度の根音は5番目の音なので、5度に向かいたいエネルギーがあるのですね。

ちょっとややこしくなってきましたが、あと少しだから頑張って!

盛り上がり和音って色付け和音よりも固くて推進力がありましたね。

2度は5度に対しての盛り上がりのような役割もあるので、4度より固い印象になるのですね。

銀色

4度と2度、同じ色付けの機能ではあってもこんなエネルギーの強さの違いもあるなんて面白いですね!

そんな細かな違いを意図して書かれたものだとわかると楽譜って果てしなく読み込める面白いものですね!

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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