アナリーゼ ソルフェージュ

盛り上がりの和音

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前回は落ち着き和音「トニック」の種類について解説しました。

有吉尚子です。こんにちは!

今回はドミナント、作品の中では盛り上がりを担当する和音について見てみましょう。

プリント

ドミナントの和音、どんなのがあるでしょうか?

まず5度属7ですね。

他には7度も属7の根音省略形という亜種みたいなものなのでドミナントの仲間です。

では。

5度と属7はどんな風に使い分けられてるのでしょうか。

この二つの違いは7の音が入ってるかどうかなんですが、それは聴いた時に和音が濁ってるかどうかの違いですね。

濁ってないただの5度よりも濁っている属7の和音の方が当然ながら解決したい感は強くて、より推進力が強いです。

先に進むパワーがよりたくさんあるんですね。

矢印

そして濁ってる不安定感というのは興奮や盛り上がりでもあります。

場面にもよりますが、わざわざぶつかる音を作曲家が書いた濁ってる和音の特色は演奏するときにはぜひとも強調したいポイントです。

曲の中で音量をわずかに変化させるようなことも演奏中はありますが、5度より属7を小さくしてしまうとせっかくの強調したいはずのものが隠れてしまって意味のわからないことになってしまいます。

あれ?と思う音があったらあえてこの音を入れたのはどういう意図なのかな?なんてことを考えてみると作曲家の考えていたことに少し近づけるかもしれませんね!

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有吉 尚子

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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