アナリーゼ ソルフェージュ 練習

抑揚のつけ方のヒント

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前回の記事で和音は3つに分けられる、というお話をしましたね。

有吉尚子です。こんにちは!

この3つに分けた和音、「どんな風に抑揚をつけたらいいんだろう?」なんて時にヒントになることが実は隠れているんですね。

和音のことって抑揚に関係するのなら作曲やアレンジをする時だけでなく演奏をするときにも必要な知識だったのです。

譜面台の楽譜

では和音が一体どうやって抑揚のヒントになっているのでしょうか。

たとえば古典派作品の楽譜なんかはクレッシェンドやディミネンドなど音量指示はほとんどされていないなんてことが多いですよね。

そういう楽譜でも演奏する時は盛り上がってるところに向かってクレッシェンド

逆に落ち着いたところに向かってはディミネンドを、

自然にかけていきます。

その盛り上がるところや落ち着きに向かうところを何となくの感覚で見てしまうと全体の整合性や作品のストーリーの筋が通らなくなったり、またはその日の気分によって全然違う表現になってしまってアンサンブル仲間を混乱させたりします。

そういときに感覚だけに頼らず和音のつながり方を見てみると、どう演奏して欲しいのかがわかったりするんですね。

具体的に例えるなら、属7や属9などドミナントのそわそわした感じは盛り上がりで、

1度や6度などトニックは落ち着きです。

大抵の場合、盛り上がりから落ち着きに行く時は帰ってきた収まる風に演奏します。

落ち着き和音のトニックに戻ってきたホッとする場面でさらに盛り上がる音を出してしまうと、作品のストーリー展開がおかしなことになりますよね。

(トニックに向けてアンサンブルを厚く音圧を増して行くように書かれていたらクレッシェンドすることも、もちろんあります)

そんな風に音量の参考にしたり音色の変化の参考になる3つに分ける見方ですが、単純な盛り上がりと落ち着きと色付けだけではなくその中でも細かくは何種類かの和音があって、色合い役割も違っています。

次回からはそのそれぞれを見てみましょう!

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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