アナリーゼ ソルフェージュ 練習 音楽理論

楽譜の行間を読む

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有吉尚子です。こんにちは!

音大出身の方や小さい頃から音楽を勉強してき方で意外に多いのが

「アナリーゼのやり方は知ってるけどそれが何の役に立つかはわからない」

というパターン。

そこについている和音が何度のどの転回形かも、それがどんな役割かも知っていて、なぜそんなことが起きるのでしょうか?

はてなシマウマ

これ、以前も書きましたが実際の演奏にどう結びつけるかを教わっていないからなんですね。

ただ単に分析だけできてもその意味がわからないなんてもったいない!

分析は作曲者からのお手紙である楽譜から情報を受け取るためにするものです。

手紙

楽譜には音符や表情記号や拍子以外にも行間から読み取れることがたくさん。

そして読み取った先のゴールは実際の演奏にどう活かすか、ですよね。

せっかく分析ができたとしても曲の構成や構造ばかり気になるようじゃ、音楽の本質から離れてどんどん机上の学問になってしまいます。

それでは実際の曲で見たときに受け取って演奏に反映させられる楽譜からの情報って、具体的にはどんなものがあるのでしょうか。

楽譜に書いてあることって音符や表情記号や拍子やテンポだけではありませんね。

例えば。

和音が書いてあればそこにはそれぞれの和音ごとの色合いの変化とその変化によるストーリー展開があります。

リズムが書いてあればモチーフやフレーズの向かう先がどこなのかとか、どんなテンポ感なのかとか、テンポ感によって作品のそもそも持ってる性格なんかもわかります。

また、どこがどんな風に変化させられているのか、

もしくは同じ要素がどう繰り返されてるのか、

ということには作品をどんな風に展開したいかという作曲家の意図がとてもよく表れています。

趣味でやっている方は忙しいし自分でモチーフの展開や和声の分析をするのはなかなか大変ですが、

最初のテーマ部分と似たところはどこにあるかな、またガラッと雰囲気が変わるのはどこかな、なんて探すと対比で見られる素材が見つかったりします。

分析が得意ではない方でもそういうところに注意してどんな違いがあるのか見てみると楽譜が少し立体的に見えてくるかもしれませんね!

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

クラリネット奏者。 栃木県日光市出身。 都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。 クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。 ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。 受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。 及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。 2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。 2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。 オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。 また、ソルフェージュや音楽理論、アレクサンダーテクニークなどのレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 音楽教室N music salon 主宰。

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