アナリーゼ ソルフェージュ 練習 音楽理論

楽譜の行間を読む

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有吉尚子です。こんにちは!

音大出身の方や小さい頃から音楽を勉強してき方で意外に多いのが

「アナリーゼのやり方は知ってるけどそれが何の役に立つかはわからない」

というパターン。

そこについている和音が何度のどの転回形かも、それがどんな役割かも知っていて、なぜそんなことが起きるのでしょうか?

はてなシマウマ

これ、以前も書きましたが実際の演奏にどう結びつけるかを教わっていないからなんですね。

ただ単に分析だけできてもその意味がわからないなんてもったいない!

分析は作曲者からのお手紙である楽譜から情報を受け取るためにするものです。

手紙

楽譜には音符や表情記号や拍子以外にも行間から読み取れることがたくさん。

そして読み取った先のゴールは実際の演奏にどう活かすか、ですよね。

せっかく分析ができたとしても曲の構成や構造ばかり気になるようじゃ、音楽の本質から離れてどんどん机上の学問になってしまいます。

それでは実際の曲で見たときに受け取って演奏に反映させられる楽譜からの情報って、具体的にはどんなものがあるのでしょうか。

楽譜に書いてあることって音符や表情記号や拍子やテンポだけではありませんね。

例えば。

和音が書いてあればそこにはそれぞれの和音ごとの色合いの変化とその変化によるストーリー展開があります。

リズムが書いてあればモチーフやフレーズの向かう先がどこなのかとか、どんなテンポ感なのかとか、テンポ感によって作品のそもそも持ってる性格なんかもわかります。

また、どこがどんな風に変化させられているのか、

もしくは同じ要素がどう繰り返されてるのか、

ということには作品をどんな風に展開したいかという作曲家の意図がとてもよく表れています。

趣味でやっている方は忙しいし自分でモチーフの展開や和声の分析をするのはなかなか大変ですが、

最初のテーマ部分と似たところはどこにあるかな、またガラッと雰囲気が変わるのはどこかな、なんて探すと対比で見られる素材が見つかったりします。

分析が得意ではない方でもそういうところに注意してどんな違いがあるのか見てみると楽譜が少し立体的に見えてくるかもしれませんね!

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  • この記事を書いた人

有吉 尚子

1982年栃木県日光市(旧今市市)生まれ。小学校吹奏楽部にてクラリネットに出会い、高校卒業後19才までアマチュアとして活動する。20才のときに在学していた東京家政大学を中退し音大受験を決意。2003年洗足学園音楽大学入学。在学中から演奏活動を開始。 オーケストラや吹奏楽のほか、CDレコーディング、イベント演奏、テレビドラマBGM、ゲームのサウンドトラック収録など活動の幅を広げ2009年に洗足学園音楽大学大学院を修了。受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。  及川音楽事務所第21回新人オーディション合格の他、コンクール・オーディション等受賞歴多数。 NHK「歌謡コンサート」、TBSテレビドラマ「オレンジデイズ」、ゲーム「La Corda d'Oro(金色のコルダ)」ほか出演・収録多数。 これまでに出演は1000件以上、レパートリーは500曲以上にのぼる。 レッスンや講座は【熱意あるアマチュア奏者に専門知識を学ぶ場を提供したい!】というコンセプトで行っており、「楽典は読んだことがない」「ソルフェージュって言葉を初めて聞いた」というアマチュア奏者でもゼロから楽しく学べ、確かな耳と演奏力を身につけられると好評を博している。 これまでに延べ1000名以上が受講。発行する楽器練習法メルマガ読者は累計5000名以上。 「ザ・クラリネット」(アルソ出版)、吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト「Wind Band  Press」などに記事を寄稿。 現在オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動のほか、レッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。 BODYCHANCE認定アレクサンダーテクニーク教師。 日本ソルフェージュ研究協議会会員。音楽教室N music salon 主宰。

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